“辻売”の読み方と例文
読み方割合
つじうり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
辻売つじうりる処売物うりもの台架だいたなもみな雪にて作る、是を里言りげんにさつやといふ。○獣狩けだものがり追鳥おひとり。○積雪せきせついへうづかへつ寒威かんゐふせぐ。○なつ山間やまあひの雪を以て魚鳥うをとりにく擁包つゝみおけば敗餒くさらず。
巴里パリの有名な鴨料理店の家の芸の一つでまず凝った贅沢ぜいたく料理に属するものだと病友はいった。鰻の寄せものは伊太利イタリア移民の貧民街などで辻売つじうりしている食品で、下層階級の食べものだといった。
食魔 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
江戸には胡麻揚ごまあげ辻売つじうり多し、大阪にてはつけあげといふ魚肉ぎよにくのつけあげはうまきものなり、江戸にはいまだ魚のつけあげを夜みせにうる人なし、われこれをうらんとおもふはいかん。