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宿
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と
ふりがな文庫
“
宿
(
と
)” の例文
「お前の友達つて人は本當に今日來るの?……何なら今夜内へ
宿
(
と
)
めてやつても可いとおつ母さんが言つてお出でだつた。」
少年の死
(旧字旧仮名)
/
木下杢太郎
(著)
いやたとえ一晩でも
宿
(
と
)
めて貰って、腹の中とは云え悪くいうは気が
咎
(
とが
)
める、もうつまらん事は考えぬ事と戸を締めた。
浜菊
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
「今日は是非とも
洗馬
(
せば
)
を越えて
贄川
(
にえかわ
)
辺まで参りたくあれど、女の足のご難儀ならば
元山
(
もとやま
)
の宿で
宿
(
と
)
まりましょうほどに、ゆるゆるとおいでなさりませ」
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
全体が男を
宿
(
と
)
めた女の歌という趣にする方がもっと適切だから、そうすれば、「一夜
夫
(
づま
)
」ということになる。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
いや、
鎌倉
(
かまくら
)
まで一緒に乗り合わして来た友人にね、此の
暴風雨
(
あらし
)
じゃ道が大変だから、鎌倉で
宿
(
と
)
まって行かないかと、
云
(
い
)
われたけれどもね。やっぱり
此方
(
こっち
)
が心配でね。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
▼ もっと見る
手前、何々屋でございます、いかがさまです、お安くお
宿
(
と
)
めします。お座敷は至極奇麗ですと——
旧聞日本橋:06 古屋島七兵衛
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「三階に空いた
寝床
(
ベッド
)
がありますから、連れて行って寝かしてやりましたわ。服装は相当にちゃんとしているのね。あんなにお酒に酔ってどうしたのでしょう。今晩は
宿
(
と
)
めてやりましょうか」
P丘の殺人事件
(新字新仮名)
/
松本泰
(著)
「いえ、御頼みになればいつでも
宿
(
と
)
めます」
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「が、それともお浦をよこすか。……お浦をよこすならわしはいる。……
宿
(
と
)
まってもいい、お浦をよこせ」
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「どうだ俺を
宿
(
と
)
めてくれぬか?」「どうぞお宿まりくださいますよう」
加利福尼亜の宝島:(お伽冒険談)
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「どこぞへ
宿
(
と
)
まらずばなりますまい」
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“宿”の意味
《名詞》
(やど) 住み家。
(やど) 旅先で泊まる家屋。
(出典:Wiktionary)
宿
常用漢字
小3
部首:⼧
11画
“宿”を含む語句
旅宿
宿酔
一宿
御宿
宿命
宿泊
露宿
宿世
宿屋
新宿
下宿
野宿
宿下
旅人宿
宿老
宿所
此宿
宿外
宿帳
宿直
...