トップ
>
宿所
>
しゆくしよ
ふりがな文庫
“
宿所
(
しゆくしよ
)” の例文
呼出
(
よびいだ
)
し澤の井の
宿所
(
しゆくしよ
)
を尋ねしに大黒屋源左衞門は
男
(
をとこ
)
のみ世話する故女の奉公人の
儀
(
ぎ
)
は存じ申さずとの事なれば
然
(
さら
)
ばとて榎本屋三藏に澤の井が宿所を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
人波
(
ひとなみ
)
打
(
う
)
てる狹き道をば、
容赦
(
ようしや
)
もなく
蹴散
(
けちら
)
し、指して行衞は北鳥羽の方、いづこと問へど人は知らず、平家一門の
邸宅
(
ていたく
)
、武士の
宿所
(
しゆくしよ
)
、殘りなく火中にあれども消し止めんとする人の影見えず。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
拝啓
(
はいけい
)
益々
(
ます/\
)
御壮健
(
ごさうけん
)
奉慶賀候
(
けいがたてまつりさふらふ
)
、
随
(
したが
)
つて
貴君
(
きくん
)
御来京
(
ごらいきやう
)
の
趣
(
おもむき
)
に
御座候得共
(
ござさふらえども
)
、
実
(
じつ
)
は
御存
(
ごぞん
)
じの
通
(
とほ
)
り
御大喪
(
ごたいさう
)
にて、
当地
(
たうち
)
は普通の
家
(
いへ
)
にても
参列者
(
さんれつしや
)
のために
塞
(
ふさ
)
がり、
弊屋
(
へいをく
)
も
宿所
(
しゆくしよ
)
に
充
(
あ
)
てられ、
殊
(
こと
)
に
夜
(
よる
)
のもの
等
(
とう
)
も
之
(
こ
)
れなく
牛車
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
殺さざる由其上に彼の富右衞門其日は
宿所
(
しゆくしよ
)
に居ず全く
人殺
(
ひとごろ
)
しは別に
有
(
ある
)
ことゝ思ひし
故
(
ゆゑ
)
其時は外の
科人
(
とがにん
)
の首を以て
曝
(
さら
)
し既に今年迄三ヶ年の
間
(
あひだ
)
富右衞門を隱し置たり
爾
(
なん
)
ぢ是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
頼まれ
毎度
(
まいど
)
頼み置し事有しが
其手紙
(
そのてがみ
)
は何方へ屆けしやと尋ねけるに
亭主
(
ていしゆ
)
答へて私し方は
道端
(
みちばた
)
の見世故在々へ頼まれる手紙は日々二三十
本
(
ぽん
)
程
(
ほど
)
も有ば一々に覺え申さず
殊
(
こと
)
に二十二三年跡の事なれば
猶更
(
なほさら
)
存
(
ぞん
)
じ申さずと
答
(
こた
)
へけるにいよ/\澤の井の
宿所
(
しゆくしよ
)
の
手懸
(
てがかり
)
なく是に依て次右衞門三五郎の兩人は
色
(
いろ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“宿所”の意味
《名詞》
宿所(しゅくしょ)
宿泊をする所。
住む家。住居。
(出典:Wiktionary)
宿
常用漢字
小3
部首:⼧
11画
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
“宿所”で始まる語句
宿所割