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や
ふりがな文庫
“
奴
(
や
)” の例文
いつもやったら私が少しだだ
捏
(
こ
)
ねたら、「しょうのない
奴
(
や
)
ッちゃなあ」いうて、ええ加減にあきらめてしまいますのんに
卍
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「
煙草入
(
たぶこれ
)
は
燒
(
や
)
けたつて
錢
(
ぜね
)
だら
灰
(
へえ
)
掻掃
(
かつぱ
)
けば
有
(
あ
)
る
筈
(
はず
)
だ、
外
(
ほか
)
に
盜
(
と
)
る
奴
(
や
)
ざ
有
(
あ
)
りやすめえし」
小柄
(
こがら
)
な
爺
(
ぢい
)
さんの
目
(
め
)
は
光
(
ひか
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「誰があんな
奴
(
や
)
つに……
乞食
(
こじき
)
したッてあんな奴のお嫁に成るもんか」
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
卑
(
いや
)
しい
奴
(
や
)
ッちゃ、見下げ果てた奴ッちゃ、いう風に、お
腹
(
なか
)
の中では常時激しいに
軽蔑
(
けいべつ
)
してる。
卍
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
イヤな
奴
(
や
)
っちゃ思われるか、気の毒や思いなさるか、何とか
素振
(
そぶり
)
に見えそうなもんですのんに、さっぱりそういう風しなされへんもんですから、私の方も段々ずうずうしいになりまして
卍
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
“奴”の意味
《名詞》
(やっこ)(家つ子の転)家来、家の子。
(やっこ)徳川時代における武家の下僕、中間。
(やっこ)徳川時代の侠客。
(やつ)人や物などをぞんざいに言う語。
(出典:Wiktionary)
“奴”の解説
奴(やっこ)は、江戸時代の武家の下僕のこと。『古事記』が編纂された古代においては奴は奴隷階級を意味したと考えられる。
(出典:Wikipedia)
奴
常用漢字
中学
部首:⼥
5画
“奴”を含む語句
彼奴
奴婢
奴隷
彼奴等
奴輩
何奴
奴等
奴僕
這奴
黒奴
奴凧
匈奴
守銭奴
此奴等
畜生奴
小奴
冷奴
農奴
渠奴
爺奴
...