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じょうろ
ふりがな文庫
“
女郎
(
じょうろ
)” の例文
私を棄てゝ心中するなんて、そんな奴なら了簡があります、愚図々々すれば
女郎
(
じょうろ
)
にでも
打
(
たゝ
)
き売って金にして
埋合
(
うめあわ
)
せをするのだ
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「こんだあ、あんたを連れて行って上げうかあ。綺麗な
女郎
(
じょうろ
)
が可哀がってくれるぜえ」
ヰタ・セクスアリス
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
能
(
よ
)
く
女郎
(
じょうろ
)
を買って銭が欲しい所から泥坊に成る者も有るからのう
婆様
(
ばあさま
)
、と云われる
度
(
たび
)
に胸が痛くて
寧
(
いっ
)
そ
放
(
と
)
ん出さないば宜かったと思ってなア
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
斬られるほど辛いけれども、姉さんの折角のお頼みと云い、お母さんの様子では
女郎
(
じょうろ
)
にも売り兼ねやアしまいから、死んだ心になって旦那を取りましょうよ
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
昔から
彼
(
あ
)
の
廓
(
くるわ
)
は
度々
(
たび/\
)
潰
(
つぶ
)
れましては又
再願
(
さいがん
)
をして又立ったと申しますが、其の頃贅沢な
女郎
(
じょうろ
)
がございまして、吉原の真似をして惣門内で
八文字
(
はちもんじ
)
で道中したなどと
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
富「あのね、私は此の三月のお節句から何うしてもお
女郎
(
じょうろ
)
に成ってお客を取るようになるのでございます」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
朋輩
女郎
(
じょうろ
)
たちは年期で出るでなく身請ときいては羨ましいので、入り替り立かわり、花里の部屋へまいり名残を惜むもありますれば、喜びを申すもありまする。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
婆「
汝
(
われ
)
のような可愛い子があっても子に構わず
後妻
(
のちぞい
)
を持ちてえて、おすみの三回忌も経たねえうち、女房を持ったあから、汝よりは
女郎
(
じょうろ
)
の方が可愛いわ……
虐
(
いじ
)
めるか」
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
漸々
(
よう/\
)
此の位に仕上げたから、これから私が楽をしようと思ってるに、
否
(
いや
)
も
応
(
おう
)
もあるものか、親の言葉を背く餓鬼ならば
女郎
(
じょうろ
)
にでも叩き売って仕舞います、
利
(
き
)
いた
風
(
ふう
)
な
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
安「困りますね、眼が癒りませんよ
女郎
(
じょうろ
)
なんぞ
引張
(
ひっぱ
)
り出して来て、
併
(
しか
)
しお若いから無理はねえが」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私
(
わちき
)
は本当に馬鹿に成ったの、能く素人は
女郎
(
じょうろ
)
はお客を
誑
(
だま
)
すなどゝ、私も素人の時分には云ったけれども、私ばかりはお客に
欺
(
だま
)
されて、主人にも朋輩にも済まない義理になり
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
悉皆
(
すっか
)
り借金を
返
(
けえ
)
し切って又三年でも五年でも稼がなけりゃア、百両の金を持って、娘の身請を
為
(
し
)
に往く事が出来ねえ、あゝ
何
(
な
)
んでも
斯
(
か
)
んでも娘を
女郎
(
じょうろ
)
にするのだ、仕方がねえ
文七元結
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
たった一人の娘を
女郎
(
じょうろ
)
に売りたくもねえし、世間へ
対
(
てえ
)
しても済まねえ訳だ、又本意でもねえから、
然
(
そ
)
んな事を
為
(
し
)
たくもねえが、何うでも
斯
(
こ
)
うでも此の暮が行立たねえから、お久
文七元結
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
相談も出来ませんが、何うしても
私
(
わたくし
)
が
女郎
(
じょうろ
)
買でも
為
(
し
)
て使い込んだとしきゃア思われませんから、面目なくって旦那さまに
合
(
あわ
)
す顔はございません、なに宜しゅうございますからお構いなく往らしって
文七元結
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“女郎”の意味
《名詞》
(じょろう)高貴な女性。
(じょろう)女性。若い女性。
(じょろう)遊女。
(めろう)女性の侮蔑語。
(めろう)少女。
(出典:Wiktionary)
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
郎
常用漢字
中学
部首:⾢
9画
“女郎”で始まる語句
女郎花
女郎屋
女郎蜘蛛
女郎衆
女郎買
女郎人形
女郎免
女郎奴
女郎牛
女郎屋町