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大槻
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おおつき
ふりがな文庫
“
大槻
(
おおつき
)” の例文
この頃根岸
倶楽部
(
クラブ
)
より出版せられたる根岸の地図は
大槻
(
おおつき
)
博士の製作に
係
(
かか
)
り、地理の
細精
(
さいせい
)
に考証の確実なるのみならずわれら根岸人に取りてはいと面白く趣ある者なり。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
枳園は当時京橋区
水谷町
(
みずたにちょう
)
九番地に住んでいて、家族は
子婦
(
よめ
)
大槻
(
おおつき
)
氏よう、孫
女
(
むすめ
)
こうの
二人
(
ふたり
)
であった。嗣子養真は父に
先
(
さきだ
)
って歿し、こうの妹りゅうは既に人に嫁していたのである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
それに就いて、わたしが
曖昧
(
あいまい
)
の説明を試みるよりも、
大槻
(
おおつき
)
博士の『言海』の註釈をそのまま引用した方が、簡にして要を得ていると思う。言海の「る」の部に、こう書いてある。
半七捕物帳:48 ズウフラ怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
大槻
(
おおつき
)
の
倅
(
せがれ
)
なども内々見舞に来て、官軍と賊軍と塾の中で混り
合
(
あっ
)
て、朝敵藩の病人を看病して居ながら、何も
風波
(
ふうは
)
もなければ
苦味
(
にがみ
)
もない。ソンナ事が塾の安全であった
訳
(
わ
)
けでしょう。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
もう
一人
(
ひとり
)
、いっしょにきた
原田
(
はらだ
)
は、
下谷
(
したや
)
の
大槻
(
おおつき
)
というお
医者
(
いしゃ
)
のところへいきました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
▼ もっと見る
「今日はひょっとしたら
大槻
(
おおつき
)
の下宿へ寄るかもしれない。家捜しが手間どったら寄らずに帰る」切り取った回数券はじかに細君の手へ渡してやりながら、彼は
六ヶ敷
(
むつかし
)
い顔でそう言った。
雪後
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
(と、洛東清水寺
成就院
(
じょうじゅいん
)
の住職、勤王僧
月照
(
げっしょう
)
の忠実の
使僕
(
しもべ
)
、
大槻
(
おおつき
)
重助は物語った)さて裏門から出て見ますると、その
門際
(
もんぎわ
)
に顔見知りの、西郷吉之助様(後の隆盛)が立っておられました。
犬神娘
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
大槻
(
おおつき
)
先生はその著『
言海
(
げんかい
)
』において、人並みという言葉を説明して、世の常の人の
列
(
つら
)
なること、
尋常
(
じんじょう
)
と説いている。これをもって見ても人並みまたは一人前ということが平均とは違うことがわかる。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
大槻
(
おおつき
)
(
斎宮
(
いつき
)
)どのからの書状でございます。
樅ノ木は残った:02 第二部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「
大槻
(
おおつき
)
か、会おう」
樅ノ木は残った:02 第二部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
大槻
(
おおつき
)
さまに、早く。
樅ノ木は残った:03 第三部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
槻
漢検準1級
部首:⽊
15画
“大槻”で始まる語句
大槻文彦
大槻玄沢
大槻磐渓
大槻斎宮
大槻如電
大槻俊斎
大槻磐水
大槻玄卿
大槻伝蔵
大槻士広