“言海”の読み方と例文
読み方割合
げんかい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いったいこの「はびこる」とはいかなる意味か、『言海げんかい』を見ると横行、強梁きょうりょうなどいう漢字を充用し、いひろがる意とある。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
言海げんかい』を見るに邦語の「なぐさめ」はなぐより出た語であって(風がなぐ(凪)の類)、「物思いを晴らしてしばし楽む」を意味するという。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
日頃苦にして、使う時にはきっと言海げんかいを引いて見る、うろ覚えの字さえそのままで少しも気にかからなかった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)