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言海
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げんかい
ふりがな文庫
“
言海
(
げんかい
)” の例文
いったいこの「はびこる」とはいかなる意味か、『
言海
(
げんかい
)
』を見ると横行、
強梁
(
きょうりょう
)
などいう漢字を充用し、
這
(
は
)
いひろがる意とある。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
『
言海
(
げんかい
)
』を見るに邦語の「なぐさめ」はなぐより出た語であって(風がなぐ(凪)の類)、「物思いを晴らして
暫
(
しば
)
し楽む」を意味するという。
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
日頃苦にして、使う時にはきっと
言海
(
げんかい
)
を引いて見る、うろ覚えの字さえそのままで少しも気にかからなかった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
我国語の字書は『
言海
(
げんかい
)
』の著述以後やうやうに進みつつあれどもなほ完全ならざるはいふに及ばず。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
こないだは又、お前のところから机と
言海
(
げんかい
)
を買うお金を
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
これは「
言海
(
げんかい
)
」の猫の説明である。
澄江堂雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
水仙や表紙とれたる古
言海
(
げんかい
)
五百句
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
大槻
(
おおつき
)
先生はその著『
言海
(
げんかい
)
』において、人並みという言葉を説明して、世の常の人の
列
(
つら
)
なること、
尋常
(
じんじょう
)
と説いている。これをもって見ても人並みまたは一人前ということが平均とは違うことがわかる。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
“言海”の解説
『言海』(げんかい)は、国語学者の大槻文彦が明治期に編纂した国語辞典。「日本初の近代的国語辞典」とされる。
(出典:Wikipedia)
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
海
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
“言”で始まる語句
言
言葉
言伝
言語
言下
言上
言訳
言草
言問
言出