“大槻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおつき90.9%
おほつき9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この頃根岸倶楽部クラブより出版せられたる根岸の地図は大槻おおつき博士の製作にかかり、地理の細精さいせいに考証の確実なるのみならずわれら根岸人に取りてはいと面白く趣ある者なり。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
枳園は当時京橋区水谷町みずたにちょう九番地に住んでいて、家族は子婦よめ大槻おおつき氏よう、孫むすめこうの二人ふたりであった。嗣子養真は父にさきだって歿し、こうの妹りゅうは既に人に嫁していたのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
既に今日まで大槻おほつき博士、藤岡ふぢをか君等のやうな老先生、それから專門家の芳賀はが博士等がふ問題に就いては十分御述べになつてありますから、大抵盡きて居ります。
仮名遣意見 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)