“おおつき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大槻83.3%
大月16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに就いて、わたしが曖昧あいまいの説明を試みるよりも、大槻おおつき博士の『言海』の註釈をそのまま引用した方が、簡にして要を得ていると思う。言海の「る」の部に、こう書いてある。
大槻おおつきせがれなども内々見舞に来て、官軍と賊軍と塾の中で混りあって、朝敵藩の病人を看病して居ながら、何も風波ふうはもなければ苦味にがみもない。ソンナ事が塾の安全であったけでしょう。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
僕は、刑事弁護士の大月おおつきというものだが、たとえあのクーペが有名な実業家の自動車くるまであろうと、いやしくも人間一人を
白妖 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
大月おおつき附近で警戒警報、午後二時半頃上野駅に着き、すぐ長い列の中にはいって、八時間待ち、午後十時十分発の奥羽おうう線まわり青森行きに乗ろうとしたが
十五年間 (新字新仮名) / 太宰治(著)