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夜空
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よぞら
ふりがな文庫
“
夜空
(
よぞら
)” の例文
ちょうど、このとき、一
時
(
じ
)
も
早
(
はや
)
くかの
女
(
じょ
)
に
出発
(
しゅっぱつ
)
をすすめるように、どこかの
駅
(
えき
)
で
鳴
(
な
)
らす
汽車
(
きしゃ
)
の
汽笛
(
きてき
)
の
音
(
おと
)
が、
青
(
あお
)
ざめた
夜空
(
よぞら
)
に、
遠
(
とお
)
くひびいたのでした。
だまされた娘とちょうの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
窓
(
まど
)
をおしひらいて、
夜空
(
よぞら
)
にしずかにまたたいている星をみあげ、いくどか、おれも
透明
(
とうめい
)
になれるんだぞと、くりかえしてつぶやいた。それでいくらか落ちつきをとりもどしたんだよ
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
無言の星が神秘の
夜空
(
よぞら
)
に輝くと、遺傳も運命もそれから出た光線の一部に過ぎない。
神秘的半獣主義
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
ふたりは、この
寒
(
さむ
)
い三月の
夜空
(
よぞら
)
に、しんぼう強く、長いあいだ待っていました。そのうちに、おばあさんは、ぼつぼつ家の中へもどろうかと考えはじめました。と、ちょうどそのときです。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
うで玉子買ひたる歌をおもふとき
淺草
(
あさくさ
)
夜空
(
よぞら
)
目にうかび來る
斎藤茂吉の死を悲しむ
(旧字旧仮名)
/
吉井勇
(著)
▼ もっと見る
秋らしき
夜空
(
よぞら
)
とおもふ目のまへを光はなちて行く蛍あり
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
屋根
(
やね
)
の
低
(
ひく
)
い
家
(
いえ
)
が、ところどころにありました。
葉
(
は
)
の
大
(
おお
)
きな
植物
(
しょくぶつ
)
が、こんもりとして、
海
(
うみ
)
の
方
(
ほう
)
から
吹
(
ふ
)
いてくる
風
(
かぜ
)
に、うちわをふるように、はたはたと
夜空
(
よぞら
)
に
音
(
おと
)
をたてています。
南方物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
夜
常用漢字
小2
部首:⼣
8画
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
“夜”で始まる語句
夜
夜半
夜更
夜中
夜叉
夜具
夜鷹
夜寒
夜明
夜業