“夜空”の読み方と例文
読み方割合
よぞら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうど、このとき、一はやくかのじょ出発しゅっぱつをすすめるように、どこかのえきらす汽車きしゃ汽笛きてきおとが、あおざめた夜空よぞらに、とおくひびいたのでした。
だまされた娘とちょうの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
まどをおしひらいて、夜空よぞらにしずかにまたたいている星をみあげ、いくどか、おれも透明とうめいになれるんだぞと、くりかえしてつぶやいた。それでいくらか落ちつきをとりもどしたんだよ
無言の星が神秘の夜空よぞらに輝くと、遺傳も運命もそれから出た光線の一部に過ぎない。
神秘的半獣主義 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)