斎藤茂吉の死を悲しむさいとうもきちのしをかなしむ
友の死を聞きししばらく京の夜の炬燵もさむくもの言はずけり 觀潮樓歌會に寄りし友おほく世を去りたるにわが茂吉また 如月の下浣の童馬忌來るごとに京の寒さもうべとおもはむ われやなほ無頼なりしよ「赤光」のおひろの歌を愛でたるころは 淺草の觀音堂を …