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喧
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かま
ふりがな文庫
“
喧
(
かま
)” の例文
時刻は暮に近い頃だったから、日の色は
瓦
(
かわら
)
にも
棟
(
むね
)
にも射さないで、
眩
(
まぼ
)
しい局部もなく、総体が
粛然
(
しゅくぜん
)
と
喧
(
かま
)
びすしい十字の
街
(
まち
)
の上に超越していた。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
咽を鳴らす音、めしをかむ歯の響き、汁を吸う舌打ち、がぶがぶ
呷
(
あお
)
る大盃に吐くため息。しばしがほどは、銀座街頭の跫音雑声よりも
喧
(
かま
)
びすしい。
食指談
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
一般社会に普選ということが問題とされ
喧
(
かま
)
びすしかったおり、あなたもまた、婦人参政権を求め、婦人もまた一個の人間としての扱いを要求し、めざましい御活動で
平塚明子(らいてう)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
なし是より三人
連
(
づれ
)
にて丸龜城下なる後藤半四郎の方へと
到
(
いた
)
りけり又後藤方にては此日は
丁度
(
ちやうど
)
稽古日
(
けいこび
)
にて
多
(
おほく
)
の
門弟
(
もんてい
)
聚
(
あつま
)
り
竹刀
(
しなひ
)
の
音
(
おと
)
懸聲
(
かけごゑ
)
等
喧
(
かま
)
びしく今
稽古
(
けいこ
)
眞最中
(
まつさいちう
)
なる所へ三人は
玄關
(
げんくわん
)
に
懸
(
かゝ
)
り
案内
(
あんない
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
喧
漢検準1級
部首:⼝
12画
“喧”を含む語句
喧嘩
喧騒
夫婦喧嘩
喧噪
口喧
喧囂
喧々囂々
大喧嘩
喧々
口喧嘩
喧擾
喧嘩腰
喧嘩師
喧嘩口論
嫉妬喧嘩
喧嘩早
喧嘩買
兄弟喧嘩
喧伝
痴話喧嘩
...