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『食指談』
ふりがな文庫
『
食指談
(
しょくしだん
)
』
蕎麥は、春蕎麥よりも秋蕎麥の方が、味香共に豊かであると昔からいわれているが、その理屈はともかくとして、このほど上州赤城の中腹室沢の金子豊君から贈って貰った秋蕎麥は、近年まれにおいしかった。老妻が麺棒を握って額から汗を流している間に、私は疎開 …
著者
佐藤垢石
ジャンル
技術・工学 > 家政学・生活科学 > 食品 料理
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約14分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
抛
(
ほお
)
喧
(
かま
)
苔
(
とう
)
就中
(
なかんづく
)
呷
(
あお
)
啖
(
くら
)
山巓
(
さんてん
)
揚笊
(
あげざる
)
蕗
(
ふき
)
閻魔
(
えんま
)
麋鹿
(
びろく
)