“揚笊”の読み方と例文
読み方割合
あげざる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
結局一人で揚笊あげざるに山に盛った蕎麥切りを平らげてしまった。この量は私が食べた十倍はあるであろう。
食指談 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
同じ二戸郡に姉帯あねたい村と呼ぶ所があって、ここで「いたや細工」を作ります。が主でありますが、饂飩うどん揚笊あげざるの如きものをも作ります。材料の良さと腕の良さとで、仕事は見事であります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)