“懸聲”の読み方と例文
新字:懸声
読み方割合
かけごゑ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あまつさ野町のまち野田寺町のだでらまち地黄煎口ぢくわうぜんぐちあるひ鶴來往來つるぎわうらいより、野菜やさい擔荷になひて百姓ひやくしやう八百物市やほものいちおもむもの前後疾走ぜんごしつそう相望あひのぞみて、氣競きほひ懸聲かけごゑいさましく、御物見下おものみしたとほること、絡繹らくえきとしてるがごとし。
鉄槌の音 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
なし是より三人づれにて丸龜城下なる後藤半四郎の方へといたりけり又後藤方にては此日は丁度ちやうど稽古日けいこびにておほく門弟もんていあつま竹刀しなひおと懸聲かけごゑかまびしく今稽古けいこ眞最中まつさいちうなる所へ三人は玄關げんくわんかゝ案内あんない
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
エンヤ/\の懸聲かけごゑともに、つかたふ建立けんりつ成就じようじゆした。