“問返”の読み方と例文
読み方割合
とひかへ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
問返とひかへすうちにも、一層いつそうめう夢路ゆめぢ辿たど心持こゝろもちのしたのは、差配さはいふのは、こゝに三げんかなへつて、れいやなぎさかひに、おなじくたゞかき一重ひとへへだつるのみ。
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
致し候因て貴所には何れの御方にて候哉と問返とひかへされ安五郎は又驚き扨々さて/\女子にはめづらしき者かな如何なる心願しんぐわんかは知らねども斯る深山しんざんこもらるゝ事かんじ入たり某しは信州へ秋葉越あきばごえして參らんと思へども一人たびゆゑとめてはなく斯る深山しんざん踏迷ふみまよひ漸々是まで參りし者なればかならず心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)