トップ
>
商売
>
しょうべえ
ふりがな文庫
“
商売
(
しょうべえ
)” の例文
旧字:
商賣
「
鳶
(
とび
)
の七五郎と申します。ジャンと来りゃ火の子の中へ飛び出すが
商売
(
しょうべえ
)
、そのせいか人より少し耳が早うごぜえます」
旗本退屈男:10 第十話 幽霊を買った退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
「
這奴等
(
こいつら
)
ア毎日毎晩、酒ばかり
食
(
くら
)
っているのが
商売
(
しょうべえ
)
だからね。お
前様
(
めえさま
)
も用心しなせえ。こんな
阿魔
(
あま
)
が蛇のように若旦那を狙っているんだから……。」
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
屋敷稼業というものア、泥坊のような
商売
(
しょうべえ
)
と見える、そんな人のくれたものア喰っても旨くねえ、
手前
(
てめえ
)
喰うなら
皆
(
みん
)
な喰いねえ、己ア天麩羅でも買って喰うから
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
なんぞ手に合うた
商売
(
しょうべえ
)
でもして、もっと呑気に世の中を送りてえと思うとるんじゃが、慣れぬ商売に手を出したら、どねえなことですってしまうかもわからんけえ。
仁王門
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
いい
商売
(
しょうべえ
)
だろう! みんなよく働いてくれるから俺も楽さ。なに? 有名な女優の名を使うのは
非道
(
ひで
)
えじゃねえかって? 馬鹿言いなさんな。そっくり出鱈目だあね。
踊る地平線:06 ノウトルダムの妖怪
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
▼ もっと見る
「これがお
前
(
めえ
)
の言う七十万ポンドけえ? お前は
商売
(
しょうべえ
)
のうめえ人間じゃあなかったかね? お前は今までに何一つやり損ねたことのねえ男だと、この唐変木の間抜めが!」
宝島:02 宝島
(新字新仮名)
/
ロバート・ルイス・スティーブンソン
(著)
床几
(
しょうぎ
)
に上り「前髪を一本々々抜いてぬたにしてくつてしまふぞ、あ、曲つちまやがつた」と降りて「ざまあ見やがれ、なんのかんのと言ふものゝ、
本手
(
もとで
)
いらずの廿両、いゝ
商売
(
しょうべえ
)
だなあ、これからお袋を ...
いがみの権太:(明治二十九年一月、明治座)
(新字旧仮名)
/
三木竹二
(著)
お
侍
(
さむれえ
)
でも
仮令
(
たとえ
)
百姓でも
理合
(
りええ
)
に
於
(
おい
)
て二つはねえ、おらッちが
商売
(
しょうべえ
)
をするッて、えらア
田地
(
でんじ
)
イ持ってるものはねえから、世間並に売れば
宜
(
い
)
いに、
法外
(
ほうげい
)
に廉く売るもんだから
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
だからよジョウジ、だから俺の
商売
(
しょうべえ
)
てえのは、まあ早く言えば
案内者
(
ガイド
)
だが、この物欲しそうな
面
(
つら
)
の
外国
(
げいごく
)
の金持ちをあつめて、一晩そんなところを引っ張りまわしてやるんだ。
踊る地平線:06 ノウトルダムの妖怪
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
海だと! 分限紳士だと! 仕立屋が手前たちに相応の
商売
(
しょうべえ
)
だろうよ
(註七七)
。
宝島:02 宝島
(新字新仮名)
/
ロバート・ルイス・スティーブンソン
(著)
商売
(
しょうべえ
)
が商売だからそろばんぐれえはもう身を入れて習いそうなものだのに、朝っちからいちんちじゅう目の色変えて夢中になっているものは、いったいだんな、なんだとおぼしめします?
右門捕物帖:04 青眉の女
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
作「
先方
(
せんぽう
)
へ往って話をするんだがネ、元は
侍
(
さむれえ
)
だが食い方に困るから
商売
(
しょうべえ
)
をするッて、それを咎める
理合
(
りええ
)
は有ンめえと云う処を押して、
此方
(
こっち
)
で兎や
角
(
こ
)
ういえば殺されると云うんだ」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と言ったふうにね、いまお
話
(
はなし
)
したような
商売
(
しょうべえ
)
を始めれあ儲かること疑いなしでさあ。
踊る地平線:06 ノウトルダムの妖怪
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
私
(
わたくし
)
もたいした事でもごぜえませんが、去年の暮の押詰りに寒さを
引込
(
ひっこ
)
みまして、少し疝気が
発
(
おこ
)
って腰が
痙
(
つ
)
りますので、
商売
(
しょうべえ
)
にも出られませんで引込んで居りますので、春はお忙しかろうと存じますが
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
市「
商売
(
しょうべえ
)
か商売は市四郎てえ筏乗でがんす」
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“商売”の意味
《名詞》
商 売(しょうばい)
商業を営(いとな)むこと。あきない。
職業、生業、なりわい。
(出典:Wiktionary)
商
常用漢字
小3
部首:⼝
11画
売
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
“商売”で始まる語句
商売人
商売物
商売柄
商売敵
商売替
商売気
商売上
商売品
商売妓
商売家