さて其の夏も過ぎ秋も末になりまして、龜甲屋から柳島の別荘の新座敷の地袋に合わして、唐木の書棚を拵えてくれとの注文がありました。
店をしめて長崎へ行って唐木の貿易でもし、もう一度もとの身代にしようというので金三郎をつれて長崎へ行ってしまった。
緑色にすっかり塗られてきらきら光って居るところへ、金でもってチベット風の花模様が置かれてある厚い敷物、唐木の机、ちょいとした仏壇もある。
“唐木”の意味
《名詞》
南アジアで産出される質の硬い木材。
(出典:Wiktionary)
(出典:Wiktionary)
“唐木”の解説
唐木(からき、とうぼく)は、シタン、コクタン、ビャクダン、カリン、タガヤサンなど、熱帯地方から日本への輸入銘木全般の総称。もと中国を経て輸入したことから「唐木」という。
(出典:Wikipedia)
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