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くちさき
ふりがな文庫
“
口頭
(
くちさき
)” の例文
口頭
(
くちさき
)
ですっかり
悟
(
さと
)
ったようなことを
申
(
もう
)
すのは
何
(
なん
)
でもありませぬが、
実地
(
じっち
)
に
当
(
あた
)
って
見
(
み
)
ると
思
(
おも
)
いの
外
(
ほか
)
に
心
(
こころ
)
の
垢
(
あか
)
の
多
(
おお
)
いのが
人間
(
にんげん
)
の
常
(
つね
)
でございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
とは思わず
口頭
(
くちさき
)
に
迸
(
はし
)
った質問で、もちろん細君が
一方
(
ひとかた
)
ならず同情を主人の身の上に寄せたからである。しかし主人はその質問には答えなかった。
太郎坊
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
ロレ おゝ、それは、
卿
(
そなた
)
の
戀
(
こひ
)
をば、
能
(
よ
)
う
會得
(
ゑとく
)
してもゐぬことを、
只
(
たゞ
)
口頭
(
くちさき
)
で
誦
(
よ
)
む
類
(
たぐひ
)
ぢゃと
見拔
(
みぬ
)
いてゐた
爲
(
ため
)
でもあらう。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
「
貴嬢
(
あなた
)
も」ト
口頭
(
くちさき
)
まで出たが、どうも
鉄面皮
(
あつかま
)
しく
嫉妬
(
じんすけ
)
も言いかねて思い返してしまい
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
翌晩
(
あくるばん
)
も、また翌晩も、
連夜
(
まいよ
)
の事できっと時刻を
違
(
たが
)
えず、その緑青で
鋳出
(
いだ
)
したような、蒼い女が遣って参り、例の孤家へ連れ出すのだそうでありますが、
口頭
(
くちさき
)
ばかりで思い切らない、
不埒
(
ふらち
)
な奴
湯女の魂
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
はあ。
口頭
(
くちさき
)
ばかりでは私
可厭
(
いや
)
で御座います。貴方もあれ程
確
(
たしか
)
に
有仰
(
おつしや
)
つたのですから、万更心に無い事をお言ひ遊ばしたのでは御座いますまい。さやうならそれだけの証拠が有る訳です。その証拠を
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“口頭”で始まる語句
口頭機関
口頭試問