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印
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お
ふりがな文庫
“
印
(
お
)” の例文
……浪がうっすりと裾を慕って、渚の砂が千鳥にあしあとを
印
(
お
)
して行く。ゆく手に磯に引揚げた船があった。ちょうどその胴のあたりへ二人が立った。
露萩
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
この童は聖母の愛でさせ給ふものなれば、それに戸をば開かせ給ひしなり。おん身はまだ此童を識り給はず。物讀むことには
長
(
た
)
けたれば、書きたるをも、
印
(
お
)
したるをも、え讀まずといふことなし。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
彼処
(
かしこ
)
へ五本、
此処
(
ここ
)
へ六本、
流寄
(
ながれよ
)
った形が判で
印
(
お
)
した如く、皆三方から三ツに
固
(
かたま
)
って、水を三角形に区切った、あたりは広く、一面に
早苗田
(
さなえだ
)
のようである。
三尺角
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
數限
(
かずかぎり
)
もない
材木
(
ざいもく
)
を
水
(
みづ
)
のまゝに
浸
(
ひた
)
してあるが、
彼處
(
かしこ
)
へ五
本
(
ほん
)
、
此處
(
こゝ
)
へ六
本
(
ぽん
)
、
流寄
(
ながれよ
)
つた
形
(
かたち
)
が
判
(
はん
)
で
印
(
お
)
した
如
(
ごと
)
く、
皆
(
みな
)
三方
(
さんぱう
)
から
三
(
みつ
)
ツに
固
(
かたま
)
つて、
水
(
みづ
)
を
三角形
(
さんかくけい
)
に
區切
(
くぎ
)
つた、あたりは
廣
(
ひろ
)
く、
一面
(
いちめん
)
に
早苗田
(
さなへだ
)
のやうである。
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
印
常用漢字
小4
部首:⼙
6画
“印”を含む語句
印象
印形
印南野
消印
印度人
印南
印度
烙印
印度洋
印行
印判
印刷物
御印
刻印
印南郡
印籠
極印
捺印
封印
拇印
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