“効(なら)” の例文
旧字:效
伏して念(おも)う、某、室(しつ)を喪って鰥居(かんきょ)し、門に倚って独り立ち、色(しき)に在るの戒を犯し、多欲の求を動かし、孫生が両頭の蛇を見て決断せるに効(なら)うこと能(あた)わず
牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
されば事に任ずる者、口に藉(し)くことを得て、殿下文臣を誅(ちゅう)することを仮りて実は漢の呉(ご)王の七国に倡(とな)えて晁錯(ちょうさく)を誅せんとしゝに効(なら)わんと欲したもうと申す。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
支那説に〈虎衝破を知る、能く地を画し奇偶を観る、以て食を卜し、今人これに効(なら)う、これを虎卜という〉。またいわく、〈虎行くに、爪を以て地を坼り食を卜す〉。
示さば、臣効(なら)うこと無からんや。且つ、聞(ぶん)令(よ)からず。君、其れ、之(夏姫の肌着)を納めよ。
妖氛録 (新字新仮名) / 中島敦(著)
臣愚(しんぐ)謂(おも)えらく、今宜(よろ)しく其(その)意(い)を師とすべし、晁錯(ちょうさく)が削奪の策を施す勿(なか)れ、主父偃(しゅほえん)が推恩の令(れい)に効(なら)うべし。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
駢羅列布するは天文に効(なら)ふ也。
囲碁雑考 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
乞(こい)媚(こ)びて 里婦(さとのおんな)に効(なら)ふに。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)