分量ぶんりょう)” の例文
小櫻姫こざくらひめ通信つうしん昭和しょうわねんはるから現在げんざいいたるまで足掛あしかけねんまたがりてあらわれ、その分量ぶんりょう相当そうとう沢山たくさんで、すでに数冊すうさつのノートをうずめてります。
「原子崩壊で、あまりに大きいエネルギーが出たんだ。多分助手がボロンの分量ぶんりょうを誤ったのに違いない」
諜報中継局 (新字新仮名) / 海野十三(著)
次には食事の器物うつわものが、持ってあるくようにできたもので、家で食べる時とまったく別であり、同時にまた分量ぶんりょうも前からきまっていて、なんでも勝手に食べてよいという品かずがはなはだ少ない。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
仕事の分量ぶんりょうも、ふつうの人間には見られないほど大きかったというものの、とにかく、この谷博士の仕事の手ぎわをまねできる者は、ちょっとなかろうと思われた。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それもわるいとはもうさぬが、しかし一しょうますには一しょう分量ぶんりょうしかはいらぬ道理どうりで、そなたの器量うつわおおきくならぬかぎり、いかにあせってもすべてがちるというわけにはまいらぬ。