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先供
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さきとも
ふりがな文庫
“
先供
(
さきとも
)” の例文
喜「それではどうも致し方がない、死を極めておいでなすって見れば仕方がないによって、手前此の場で割腹致しお
先供
(
さきとも
)
を致す」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
先刻容子探りに早駈けさせた両名が
先供
(
さきとも
)
を承わって、その報告に随い、今日ばかりは素通り出来まいと早くも用意したのか、形ばかりの音物を島台に打ちのせて
旗本退屈男:05 第五話 三河に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
「東海道は一本道じゃ。江戸のほうからまいる旅人に気をつけるようにと、
先供
(
さきとも
)
によく申せよ。どうも余は、今にも主水正から使いがありそうな気がしてならぬ」
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
認
(
したゝ
)
め翌日を
遲
(
おそ
)
しと
待請
(
まちうけ
)
ける時に享保十年十月十六日
酒井
(
さかゐ
)
讃岐守殿
先供
(
さきとも
)
通
(
とほ
)
り掛らんとする處へ六十ばかりの男と廿三四
歳
(
さい
)
の女の如何にも
窶
(
やつ
)
れたる状
髮
(
かみ
)
を
亂
(
みだ
)
し打しほれし
有樣
(
ありさま
)
にて竹に
差
(
さし
)
たる
訴訟
(
そしよう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
今晩は一人、お
先供
(
さきとも
)
があるまでのものです。
大菩薩峠:32 弁信の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
掛し
長持
(
ながもち
)
二棹
露拂
(
つゆばらひ
)
二人宰領二人づつなり
引續
(
ひきつゞ
)
きて
徒士
(
かち
)
二人長棒の乘物にて
駕籠脇
(
かごわき
)
四人
鎗
(
やり
)
挾箱
(
はさみばこ
)
草履取
(
ざうりとり
)
長柄
(
ながえ
)
持
合羽籠
(
かつぱかご
)
兩掛
(
りやうがけ
)
都合十五人の一列は赤川大膳にて是は
先供
(
さきとも
)
御長持
預
(
あづか
)
りの役なり次に天一坊の行列は先徒士九人
網代
(
あじろ
)
の乘物駕籠脇の
侍
(
さむら
)
ひは南部權兵衞本多源右衞門遠藤森右衞門
諏訪
(
すは
)
右門遠藤彌次六藤代
要人
(
かなめ
)
等なり先箱二ツは
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
供
常用漢字
小6
部首:⼈
8画
“先”で始まる語句
先
先刻
先方
先生
先達
先鋒
先日
先祖
先途
先手