はたれ)” の例文
去年きよねんくれにや味噌みそくつちんではたれえたぜねしほまでつたんだな、れもこえめねえから味噌みそなくつちややうねえな
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
汝の身の代だけは一旦借金のかたせえ付けてしまえば、己がまたどんなにでもはたれえて、汝の処はんとかするが、うしてくれゝば己へのい意見だから、向後きょうこうふっつりもう賭博ばくちのばの字も断って
文七元結 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
工合ぐあひえゝつちこともねえが、んでも命懸いのちがけではたれえてんだから、他人ひとのがにやけえぜねになるやうにもえべが
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)