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倚掛
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よりかゝり
ふりがな文庫
“
倚掛
(
よりかゝり
)” の例文
アンドレイ、エヒミチはうんざりして、
長椅子
(
ながいす
)
の
上
(
うへ
)
に
横
(
よこ
)
になり、
倚掛
(
よりかゝり
)
の
方
(
はう
)
へ
突
(
つい
)
と
顏
(
かほ
)
を
向
(
む
)
けた
儘
(
まゝ
)
、
齒
(
は
)
を
切
(
くひしば
)
つて、
友
(
とも
)
の
喋喋
(
べら/\
)
語
(
しやべ
)
るのを
詮方
(
せんかた
)
なく
聞
(
き
)
いてゐる。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
時計
(
とけい
)
が
鳴
(
な
)
る。アンドレイ、エヒミチは
椅子
(
いす
)
の
倚掛
(
よりかゝり
)
に
身
(
み
)
を
投
(
な
)
げて、
眼
(
め
)
を
閉
(
と
)
ぢて
考
(
かんが
)
へる。
而
(
さう
)
して
今
(
いま
)
讀
(
よ
)
んだ
書物
(
しよもつ
)
の
中
(
うち
)
の
面白
(
おもしろ
)
い
影響
(
えいきやう
)
で、
自分
(
じぶん
)
の
過去
(
くわこ
)
と、
現在
(
げんざい
)
とに
思
(
おもひ
)
を
及
(
およぼ
)
すのであつた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
倚
漢検1級
部首:⼈
10画
掛
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
“倚”で始まる語句
倚
倚凭
倚子
倚添
倚懸
倚頼
倚木
倚水楼
倚像
倚声