トップ
>
便
>
よすが
ふりがな文庫
“
便
(
よすが
)” の例文
かゝる事は
仏
(
ほとけ
)
に
疎
(
うと
)
き人らにもかたりきかせて
教化
(
けうぐゑ
)
の
便
(
よすが
)
ともなすべくおもへども、たしかに見とゞけたりといふ
証人
(
しやうにん
)
なければ人々
空言
(
そらこと
)
とおもふらん
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
たゞ此の文と直江志津の一刀のみは鐘楼の鐘の下に伏せ置き、後日の
証拠
(
あかし
)
とし、世の疑ひを解かむ
便
(
よすが
)
とせむ
心算
(
つもり
)
なり。
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
世には
躰
(
たい
)
健
(
すこや
)
かなるが為に心健かならざるもの多ければ、常に健やかなるものゝ十日二十日病床に臥すは、左まで恨むべき事にあらず、
況
(
ま
)
してこの秋の
物色
(
けしき
)
に対して、命運を学ぶにこよなき
便
(
よすが
)
あるをや。
秋窓雑記
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
これを見るよりむねせまり、たいまつこゝにやけおちて
綱
(
つな
)
をやきゝり、
架
(
たな
)
おちて
夫
(
をつと
)
は
深淵
(
ふかきふち
)
に
沈
(
しづみ
)
たるにうたがひなし、いかに
泳
(
およぎ
)
をしり給ふとも
闇夜
(
くらきよ
)
の
早瀬
(
はやせ
)
におちて
手足
(
てあし
)
凍
(
こゞ
)
え
助
(
たすか
)
り玉ふべき
便
(
よすが
)
はあらじ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
便
常用漢字
小4
部首:⼈
9画
“便”を含む語句
小便
便所
便宜
方便
郵便局
大便
便宜上
便乗
郵便配達
音便
郵便船
不便
穏便
郵便
郵便函
便々
軽便鉄道
郵便脚夫
便次
御方便
...