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何処
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どけ
ふりがな文庫
“
何処
(
どけ
)” の例文
旧字:
何處
ちと長い旅行でもして帰って来る
姿
(
すがた
)
を見かけた近所の子供に「
何処
(
どけ
)
へ往ったンだよゥ」と云われると、
油然
(
ゆうぜん
)
とした嬉しさが心の
底
(
そこ
)
からこみあげて来る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
眠
(
ねぶ
)
ったか……あれやア居ねえわ、
何処
(
どけ
)
え行っただな、
私
(
わし
)
が来る事を知っているから逃げたか、それとも小便垂れえ行ったかな、ア小便垂れえ行ったんだ
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「こりば、先生に
上
(
あ
)
ぐっちいいよらす。食べて見なはっとよか。そりゃうまか。小樽で
買
(
こ
)
うて
来
(
こ
)
らしたたい。自分の家の鑵詰ですもんな。うむ、日本中の
何処
(
どけ
)
行たっちゃ売っとる。」
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
「
何処
(
どけ
)
へ寝反つてるだ」
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
何処
(
どけ
)
へ売っても
直
(
じき
)
に知れちまい、世の中に
少
(
すくね
)
えものだから、当分質に置くことも、売ることも
外
(
ほか
)
へ預けることも出来ねえ品で、預けたところが直に足が附くから
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
この二、三日、
何処
(
どけ
)
どん
居
(
お
)
んなはったじゃい、いっちょんわからんじゃったたい。吉植さん、飲んまっしゅう。ほんに、つまんのうしてなんたい。おいでまっせ。三等ん方がよか。飲んまっしゅう。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
店
(
たな
)
へ往った処が重さんは
一昨日
(
おととい
)
の晩出たきり
帰
(
けえ
)
らねえてえ、
何処
(
どけ
)
え往ったか知んねえかと聞いて見たが、何処え往ったかいまがに知んねえから、方々捜し廻ってるが
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
恒「何も謝るには及ばねえが、聞きゃア
手前
(
てめえ
)
家
(
うち
)
を仕舞ったそうだが、
何処
(
どけ
)
え行く積りだ」
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
良
(
え
)
い事は覚えねえで
不義
(
わるさ
)
アして、
此処
(
こけ
)
へ走って来ると云うは何たる
心得違
(
こゝろえちげ
)
えなア親不孝の阿魔だか、呆れ果てた、
最
(
も
)
う
汝
(
われ
)
の根性を見限って勘当してくれるから、
何処
(
どけ
)
へでも出て
往
(
い
)
け
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
妻「おや
良人
(
あんた
)
マアこんなに遅くなる訳はねえが、
何処
(
どけ
)
へ
往
(
ゆ
)
きやんした」
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
長「
何処
(
どけ
)
へ行こうとお
前
(
めえ
)
さんの知った
事
(
こッ
)
ちゃアねえ」
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
長「エヽお久が、
何処
(
どけ
)
え往ったんだ」
文七元結
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
婆「はえーい
何処
(
どけ
)
えなア」
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
市「派出てえ
何処
(
どけ
)
え」
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
母「あれまア
何処
(
どけ
)
え」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
処
常用漢字
小6
部首:⼏
5画
“何処”で始まる語句
何処迄
何処其処
何処へ行く
何処宛
何処村
何処々々
何処亓処
何処だいば