“何処其処”の読み方と例文
旧字:何處其處
読み方割合
どこそこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私達は、郊外に行きたいという話や、何処其処どこそこの喫茶店が珈琲を値上したのは怪しからんとか、又、女の生理についていろいろ話をした。
風宴 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
こないだこの路で何処其処どこそこのとうちゃんがこんな目エにいはったいうような話休みなしにしかけて、なるだけあとの二人より離れて歩くようにするのんです。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
まだ私の娘の死骸が分りませんので諸方へ手分てわけをして捜している内、何処其処どこそこういう死骸が流れて来たなどゝ人の噂を聞き、船で彼方此方あちらこちら捜して永代の橋の処まで来ると
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)