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何処其処
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どこそこ
ふりがな文庫
“
何処其処
(
どこそこ
)” の例文
旧字:
何處其處
私達は、郊外に行きたいという話や、
何処其処
(
どこそこ
)
の喫茶店が珈琲を値上したのは怪しからんとか、又、女の生理についていろいろ話をした。
風宴
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
こないだこの路で
何処其処
(
どこそこ
)
のとうちゃんがこんな目エに
遭
(
あ
)
いはったいうような話休みなしにしかけて、なるだけあとの二人より離れて歩くようにするのんです。
卍
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
まだ私の娘の死骸が分りませんので諸方へ
手分
(
てわけ
)
をして捜している内、
何処其処
(
どこそこ
)
へ
斯
(
こ
)
ういう死骸が流れて来たなどゝ人の噂を聞き、船で
彼方此方
(
あちらこちら
)
捜して永代の橋の処まで来ると
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
これは
何処其処
(
どこそこ
)
の御殿女中でござると云って、それ
彼
(
あ
)
の松平の屋敷へ往ってな、殿様の碁の相手をするのよ、己は
御近習衆
(
ごきんじゅしゅ
)
と隣座敷へ
退
(
さが
)
って、一杯飲みながら折を見て寝た
振
(
ふり
)
をして
居
(
お
)
る
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
到頭越後まで
漕付
(
こぎつ
)
けやした、だん/\尋ねたところが、
斯
(
こ
)
う/\いう方が
何処其処
(
どこそこ
)
へ泊ったと云いやすから、其処へ往って聞きますと、二三日
前
(
ぜん
)
に沖見物をすると云って船に乗り出したと聞いて
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
処
常用漢字
小6
部首:⼏
5画
其
漢検準1級
部首:⼋
8画
処
常用漢字
小6
部首:⼏
5画
“何処”で始まる語句
何処
何処迄
何処へ行く
何処宛
何処村
何処々々
何処亓処
何処だいば