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互
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たげ
ふりがな文庫
“
互
(
たげ
)” の例文
權三 (助十をみかへる。)おい、おれにばかり云はせてゐねえで、手前も
些
(
ちつ
)
としやべれよ。かうなりあ
何
(
ど
)
うでお
互
(
たげ
)
えに係り合だ。
権三と助十
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
宜く来たと
互
(
たげ
)
えに大騒ぎをやるが、
毎日
(
めえにち
)
傍にいると、私が殿様の疳癪をうん/\と気に障らねえように聞いていると、私が胡麻摺になり、
謟諛
(
へつれえ
)
になっていけねえ
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お
前
(
めえ
)
が養子に往っても男振が
宜
(
い
)
いもんだから、お賤さんに見染められ、
互
(
たげ
)
えに死ぬの
生
(
いき
)
るのと騒ぎ合い、お累さんを振捨てゝお賤さんとこういう事になったから
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
鐵「えおい、だから余計なことを言うなって云うんだ、詰らねえ事を喋るからお
互
(
たげ
)
えに
掛合
(
かゝりあい
)
になるよ」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それから
私
(
わし
)
が
此処
(
こゝ
)
の
家来
(
けれえ
)
になっただね、して見るとお
前様
(
めえさま
)
、私のためには
大事
(
でえじ
)
なお人で、私は
家来
(
けらい
)
でござえますから、永らく居る内にはお
互
(
たげ
)
えに
心安立
(
こゝろやすだ
)
てが出て来るだ
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
お
前
(
めえ
)
と六十八十までも夫婦になるだが、お
互
(
たげ
)
えに気に入らねえ所が出来る、どうも嫁は
彼処
(
あすこ
)
は
宜
(
い
)
い此処が気に入らねえ、どうも腹ア立っていけねえと云えば、お
前
(
めい
)
も
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
新「三藏とは一旦兄弟とまでなったが、お累が死んでからは、
互
(
たげ
)
えに
敵
(
かたき
)
同志の様になったのだ」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
甚「然うか、
有難
(
ありがて
)
え、百両呉れゝば生涯お
互
(
たげ
)
えに堅気に成りてえ、己も馬鹿は
廃
(
や
)
めてえや」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
これ若草
汝
(
われ
)
は伊之助さんより他に男はねえと
思
(
おめ
)
え詰めて夫婦約束までしたが、お
互
(
たげ
)
えに物の間違えから
児
(
こ
)
まで
出来
(
でか
)
して、汝え先へ死んだが、今じゃア伊之助さんも汝がに済まねえといってな
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
己
(
おら
)
ア旦那はどうも
彼処
(
あすこ
)
はいいが腹ア立っていけねえとか何とか思う事があるものだが、お
互
(
たげ
)
えにいけねえと思うと、一つ
所
(
とこ
)
にいるのが
厭
(
い
)
やになるから、いけねえ
所
(
とこ
)
は取って
打棄
(
うっちゃ
)
ってしまって
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
伊「何も礼をいうことアねえや、お
互
(
たげ
)
えに斯うなってるんだから」
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
互
常用漢字
中学
部首:⼆
4画
“互”を含む語句
交互
相互
相身互
互違
相見互
御互
互先
互市場
互角
互樣
互生葉
互譲
相互扶助論
互市
連互
互替
相身互身
互交
互助論
相互援助法
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