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且
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ま
是に於いて、皇太子
復た使者を返し、其の衣を取らしめ、常の
如く
且た
服たまふ。時の人大に
異しみて曰く、聖の聖を知ること、其れ
実なる哉。
逾惶まる。
夫れ
大人の
制を立つる、
義必ず時に随ふ。
苟も民に
利有らば、何ぞ
聖造に
妨はむ。
且た
当に
山林を
披払ひ
宮室を
経営りて、
恭みて
宝位に臨み、以て
元元を鎮むべし。
因て以て盟ひて
曰く、若し
茲の
盟に
違はば、
忽に朕が身を
亡はむ。皇后の盟ひたまふこと
且た天皇の如し。
丙戌、
車駕宮に
還り給ふ。
己丑、六皇子共に天皇を
大殿の前に拝みたまふ。