下略げりやく)” の例文
極めて人を感動せしむる力量あり。彼は「彼が三十の時」(千九百十五年)の序の中に、つてかう言つてゐる。下略げりやく。等の類である。
日本小説の支那訳 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
是は粗相千万そさうせんばん、(中略)と後先あとさき揃はぬ事を云ふて、又もと夜着よぎへこそこそはいつて、寝るより早く其処そこを立ち退き、(下略げりやく
案頭の書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ねこ、(中略)人家ジンカチヒサキケモノヒトトコロナリ。温柔ヲンジウニシテヤスク、マタネズミトラフレバフ。シカレドモ竊盗セツタウセイアリ。カタチトラ二尺ニシヤクラズ。(下略げりやく
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)