三日三晩みっかみばん)” の例文
「もしおゆるしくださいますなら、わたくしはその魔法まほうのかけられているお城で、三日三晩みっかみばんずのばんをいたしとうございます。」
そのころわかいもんたちは、三日三晩みっかみばん、たたらというおおきなふいごをあしんで、かねをとかすをおこしたもんだそうだ。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
一通ひととおりながめてしまうと、きゅう三日三晩みっかみばんなんにもべないで、おなかのへっていることをおもしました。
一寸法師 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
ここからあまり遠くないところに魔法まほうにかけられているおしろがあって、そこで三日三晩みっかみばんずのばんをすれば、ぞっとするというのがどんなことだかわかるでしょう、といいました。
するともなく、ひどいしけになって、ふねはずんずんかわくだってうみほうながされました。それからかぜのまにまにながされて、とうとう三日三晩みっかみばんなみの上でらして、四日よっかめに一つのしまきました。
一寸法師 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)