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一言二言
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ひとことふたこと
ふりがな文庫
“
一言二言
(
ひとことふたこと
)” の例文
ただ、その度に皮肉な御微笑を、あの癖のある御口元にちらりと御浮べになりながら、
一言二言
(
ひとことふたこと
)
鋭い御批判を
御漏
(
おも
)
らしになるばかりでございます。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
そこで船長が、かわって電話機をとりあげたが、
一言二言
(
ひとことふたこと
)
いううちに、船長は、おどろきのこえをあげた。
爆薬の花籠
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
浮気女の豊艶な魔力におさえられて
一言二言
(
ひとことふたこと
)
うまいことを言われるとグニャグニャ相好をくずすだけが能だという、思えばかえすがえすもあさましい限りであった。
オモチャ箱
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
会
(
たま
)
に
一言二言
(
ひとことふたこと
)
夫
(
それ
)
となく問を掛けて見ても、三千代は寧ろ応じなかつた。たゞ代助の顔を
見
(
み
)
れば、見てゐる
其間
(
そのあひだ
)
丈の
嬉
(
うれ
)
しさに
溺
(
おぼ
)
れ
尽
(
つく
)
すのが自然の傾向であるかの如くに思はれた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
庄左衞門は堅いから向うで金を出したのを立腹して、
一言二言
(
ひとことふたこと
)
の
争
(
あらそい
)
より遂にぴかつくものを引抜き、狭い路地の中で白昼に
白刃
(
はくじん
)
を
閃
(
ひらめ
)
かし、斬合うという騒ぎに相成りましたから
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
或
(
ある
)
ひは
兵卒
(
へいそつ
)
の
頸筋元
(
くびすぢもと
)
を
駈𢌞
(
かけまは
)
る、すると
敵
(
てき
)
の
首
(
くび
)
を
取
(
と
)
る
夢
(
ゆめ
)
やら、
攻略
(
のっとり
)
やら、
伏兵
(
ふせぜい
)
やら、
西班牙
(
イスパニア
)
の
名劍
(
めいけん
)
やら、
底拔
(
そこぬけ
)
の
祝盃
(
しゅくはい
)
やら、
途端
(
とたん
)
に
耳元
(
みゝもと
)
で
陣太鼓
(
ぢんだいこ
)
、
飛上
(
とびあが
)
る、
目
(
め
)
を
覺
(
さま
)
す、おびえ
駭
(
おどろ
)
いて、
一言二言
(
ひとことふたこと
)
祈
(
いのり
)
をする
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
前のよりは少し低い調子で
一言二言
(
ひとことふたこと
)
言い出すのが聞えます。
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
“一言”で始まる語句
一言
一言半句
一言主
一言葉
一言毎
一言居士
一言坂
一言句
一言々々
一言観音