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一樹
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ひとき
ふりがな文庫
“
一樹
(
ひとき
)” の例文
處
(
ところ
)
で、
私
(
わたし
)
たちの
町
(
まち
)
の
中央
(
まんなか
)
を
挾
(
はさ
)
んで、
大銀杏
(
おほいてふ
)
が
一樹
(
ひとき
)
と、それから、ぽぷらの
大木
(
たいぼく
)
が
一幹
(
ひともと
)
ある。
見
(
み
)
た
處
(
ところ
)
、
丈
(
たけ
)
も、
枝
(
えだ
)
のかこみもおなじくらゐで、はじめは
對
(
つゐ
)
の
銀杏
(
いてふ
)
かと
思
(
おも
)
つた。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
どんよりと曇天に
一樹
(
ひとき
)
立つさくら散るとしもなく散る花のあり
桜
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
春ふかむ
隣家
(
りんか
)
のしろき花
一樹
(
ひとき
)
透影
(
すいかげ
)
ゆゑにいよよおもほゆ
黒檜
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
かたへなる蔭に
一樹
(
ひとき
)
の
橡若葉
(
とちわかば
)
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
磯馴松
(
そなれまつ
)
は
一樹
(
ひとき
)
、
一本
(
ひともと
)
、薄い枝に、濃い梢に、一ツずつ、
翠
(
みどり
)
、
淡紅色
(
ときいろ
)
、絵のような、旅館、別荘の窓灯を掛連ね、
松露
(
しょうろ
)
が恋に身を焦す、紅提灯ちらほらと、家と家との間を透く、白砂に影を落して
浮舟
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
淋しげに
今年
(
ことし
)
の春も咲くものか
一樹
(
ひとき
)
は
枯
(
か
)
れしその
傍
(
そば
)
の桜
桜
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
さいかし
一樹
(
ひとき
)
独絃哀歌
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
ああただ
一樹
(
ひとき
)
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
樹
常用漢字
小6
部首:⽊
16画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥