“酒精”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
アルコール76.7%
しゆせい4.7%
アルコオル4.7%
アルコル4.7%
しゅせい2.3%
アルコホル2.3%
クシ2.3%
スピリット2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
酒精アルコールを五二ないし七五の割合に交ぜたものたい、そして脳の大きいほど水を少なく酒精の方を割合に多くするがよいという事である。
話の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
不眠と不養生と、酒精しゆせいで、眼の血走つた、妙に氣違ひ染みた顏は、馴れない者には、決して好い感じではありません。
まくりや、米の粉は心得たろうが、しらしらあけでも夜中でも酒精アルコオルで牛乳をあっためて、嬰児あかんぼの口へ護謨ゴムの管で含ませようという世の中じゃあなかった。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
酒精アルコルよりもなほ強くなれ立琴リイルも歌ひえぬ
詩語としての日本語 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
不眠と不養生と、酒精しゅせいで、眼の血走った、妙に気違い染みた顔は、馴れない者には、決してい感じではありません。
だ何かの野菜の太い根を日本の風呂ふきの様にした物だけが気につた。酒も酒精アルコホルを抜いた変な味の麦酒ビイルが出た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
天つ神の代りに、「酒精クシの神少彦名」が、酒の出来るまで、ほき詞をくり返し唱へたと言ふのだ。まつるの語根は、まつらしいと、前に言うて置いた。
村々の祭り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「せっかくですが、酒精スピリット類はやりません」
ノア (新字新仮名) / 久生十蘭(著)