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枢
ふりがな文庫
“枢”のいろいろな読み方と例文
旧字:
樞
読み方
割合
くるる
52.2%
とぼそ
26.1%
ひつぎ
8.7%
くるま
4.3%
くろゝ
4.3%
トボソ
4.3%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くるる
(逆引き)
と言って米友は立ち上って、土間へ下り、関守氏が入って来たところの出入口をぴったりと締めきって、
枢
(
くるる
)
をカタリとおろしてしまい
大菩薩峠:36 新月の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
枢(くるる)の例文をもっと
(12作品)
見る
とぼそ
(逆引き)
さすがに、彼女がここの雑仕女から玉の
枢
(
とぼそ
)
へ入って、六条の義朝に愛されていた盛りには、
嫉
(
ねた
)
みそねみの陰口に暮していた院の
朋輩
(
ほうばい
)
たちも
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
枢(とぼそ)の例文をもっと
(6作品)
見る
ひつぎ
(逆引き)
間もなく
枢
(
ひつぎ
)
という四方
張
(
ばり
)
の
俎
(
まないた
)
に
載
(
の
)
せて焼かれてしまった。斎木の御新造は、人魚になった、あの
暴風雨
(
あらし
)
は、北海の浜から、
潮
(
うしお
)
が迎いに来たのだと言った——
茸の舞姫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
枢(ひつぎ)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
くるま
(逆引き)
コールタで塗った門の扉がたしかにあるので、そっと手をかけてみると扉の
枢
(
くるま
)
はすぐ落ちた。そこはその傍の
問屋
(
といや
)
の
荷揚場
(
にあげば
)
らしい処で、左側に山口家の
船板塀
(
ふないたべい
)
があり、右側に隣の家の
煉瓦塀
(
れんがべい
)
があった。
水魔
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
枢(くるま)の例文をもっと
(1作品)
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くろゝ
(逆引き)
戸の
枢
(
くろゝ
)
に塗る時は音がせずに
開
(
ひら
)
く、盗みに忍び
入
(
い
)
るには妙である至極
宜
(
よ
)
い物であると申したそうだ、同じ水飴でも見る人によっては
然
(
そ
)
う違う
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
枢(くろゝ)の例文をもっと
(1作品)
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トボソ
(逆引き)
枢
(
トボソ
)
がまるで、おしちぎられでもするかと思ふほど、音に力のこもつて来た時、ちようど、鶏が鳴いた。其きりぴつたり、戸にあたる者もなくなつた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
枢(トボソ)の例文をもっと
(1作品)
見る
枢
常用漢字
中学
部首:⽊
8画
“枢”を含む語句
枢機
中枢
枢要
霊枢
脳中枢
枢密院
枢戸
枢軸国側
枢要部
引枢
軸枢
徳枢
玉枢宝経
独伊枢軸側
戸枢
枢軸国
枢軸
枢密
最枢要
本迹枢要
...
“枢”のふりがなが多い著者
鈴木鼓村
柴田宵曲
平出修
中里介山
小栗虫太郎
三遊亭円朝
三好達治
泉鏡花
江戸川乱歩
折口信夫