“ゐざかや”の漢字の書き方と例文
語句割合
居酒屋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すゝめけれども夫は面倒めんだうなりとて只一人子のそだつをたのしみに小女こをんな一人若者二人遣ひて居酒屋ゐざかや渡世とせい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
これ日本にほんの事で、或旅僧あるたびそうたうげえてますと、寒風かんぷうはげしくフーフーツ吹捲ふくまくりますのでたまねて杉酒屋すぎさかやといつて、のきしたに杉を丸く作つて、出してありまする居酒屋ゐざかや飛込とびこんで、僧
詩好の王様と棒縛の旅人 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
られてはならぬ、氣取けどられてはならぬといふやうなおもひであるのに、まあ!ひさしも、屋根やねも、居酒屋ゐざかやのきにかゝつたすぎも、百姓屋ひやくしやうや土間どまゑてある粉挽臼こなひきうすも、みなもつて、じろじろめるやうで
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
以つて同人宿元やどもとへ御引渡し成下され候樣願ひ奉つり候と申により其段役人より奉行へ申立しかば越前守殿聞屆きゝとゞけられ早速さつそく召捕めしとり方申付られしにより同心兩人源右衞門に案内させ右酒屋に到りて彼のものにむか其方そのはう亂心らんしんと相見え居酒屋ゐざかや
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)