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わらひがほ
淺き
心と
思召すか
假令どのやうな
事あればとて
仇し
人に
何のその
笑顏見せてならうことかは
山ほどの
恨みも
受くる
筋あれば
詮方なし
君樣に
愛想つきての
計略かとはお
詞ながら
餘りなり
親につながるゝ
子罪は
同じと
覺悟ながら
其名ばかりはゆるし
給へよしや
父樣にどのやうなお
憎しみあればとて
渝らぬ
心の
私こそ
君樣の
妻なるものを
獣だのが、いくらでも
見えるから、ちつとは
思出になるトいつちやあ、アノ
笑顔をおしなので、
私もさう
思つて
見る
故か、
人があるいて
行く
時、
片足をあげた
処は
一本脚の
鳥のやうでおもしろい