“君樣”の読み方と例文
新字:君様
読み方割合
きみさま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家藏持參(いへくらぢさん)の業平男(なりひらをとこ)に見(み)せ給(たま)ふ顏(かほ)我等(われら)づれに勿體(もつたい)なしお退(の)きなされよ見(み)たくもなしとつれなしや後(うしろ)むき憎(にく)らしき事(こと)の限(かぎ)り並(なら)べられても口惜(くちを)しきはそれならず解(と)けぬ心(こゝろ)にあらはれぬ胸(むね)うらめしく君樣(きみさま)こそは
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
淺(あさ)き心(こゝろ)と思召(おぼしめ)すか假令(たとひ)どのやうな事(こと)あればとて仇(あだ)し人(びと)に何(なん)のその笑顏(わらひがほ)見(み)せてならうことかは山(やま)ほどの恨(うら)みも受(う)くる筋(すぢ)あれば詮方(せんかた)なし君樣(きみさま)に愛想(あいさう)つきての計略(たくみ)かとはお詞(ことば)ながら餘(あま)りなり親(おや)につながるゝ子(こ)罪(つみ)は同(おな)じと覺悟(かくご)ながら其名(そのな)ばかりはゆるし給(たま)へよしや父樣(とゝさま)にどのやうなお憎(にく)しみあればとて渝(かは)らぬ心(こゝろ)の私(わたし)こそ君樣(きみさま)の妻(つま)なるものを
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)