“わがふ”の漢字の書き方と例文
語句割合
和合100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫婦ふうふ和合わがふ同棲どうせいといふてんおいて、人並ひとなみ以上いじやう成功せいこうしたと同時どうじに、子供こどもにかけては、一般いつぱん隣人りんじんよりも不幸ふかうであつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
なだ家内かない和合わがふ致さるゝやうなさるべし不如意ふによいの事は及ばずながら此長兵衞見繼みつぎ申さんと利解りかいのべけれどもお常は一かう得心とくしんせず又七事菊と忍合しのびあひ情死しんぢうなさんとせしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
夫是それこれ義理ぎりにてつながれし天地和合わがふえんにて双方さうはうの申口により事分明なり九助其方島田宿とまりせつ盜賊たうぞくなんとは如何なるわけぞ又百八十兩と申ては大金なるに其方馴染なじみうすき藤八へ預けしは如何の手續なりしやなほ明白めいはくに申せと尋問らるに九助は先日も申上し通り百八十兩あまりの大金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
請出し候が是又心懸よき女にて奉公人より小前こまへ百姓共迄も平常つね/″\ほめ候て家内和合わがふいたし居候と申立ければ大岡殿然れども文藏夫婦の者近頃何方へゆきし事は是なきやと尋ねられしに用右衞門去年十月中に夫婦身延山みのぶさんへ參詣仕つり候儀御座ござると申立れば大岡殿其儀二十七日に召捕候節吟味は致さずや又萬澤の御關所近邊きんぺんには
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)