“りょうきち”の漢字の書き方と例文
語句割合
良吉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
良吉りょうきちした新聞しんぶんは、翌々日よくよくじつあさへだたったまち郵便局ゆうびんきょくから、配達はいたつされました。いつも、それは、ひるすこしまえの、時刻じこくにきまっています。
母の心 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、しばらくそこに良吉りょうきちはいますと、やがてがうすぐらくなります。するとかれ名残惜なごりおしそうにかえってゆくのでありました。
星の世界から (新字新仮名) / 小川未明(著)
といって、良吉りょうきちからそれをかえしてってゆきました。そのあとで、良吉りょうきちはさも名残惜なごりおしそうにして、力蔵りきぞううし姿すがた見送みおくっていました。
星の世界から (新字新仮名) / 小川未明(著)
良吉りょうきちは、しばらく、ぼんやりとして、これをいた子供こども姿すがた想像そうぞうしていましたが、きゅうしたいて、あたりをさがしました。
隣村の子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
良吉りょうきちかなしさのあまりきあかしました。文雄ふみおむらのおてら墓地ぼちほうむられました。良吉りょうきち文雄ふみおのお葬式そうしきのときにもいてついてゆきました。
星の世界から (新字新仮名) / 小川未明(著)
良吉りょうきちは「とおくからきて、はたらいているのは、けっして、自分じぶんばかりでない。」と、かんがえると、また、勇気ゆうきづけられもしました。
隣村の子 (新字新仮名) / 小川未明(著)