“らうぜき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
狼藉94.4%
狼籍5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふすま障子しやうじ縱横じうわう入亂いりみだれ、雜式家具ざふしきかぐ狼藉らうぜきとして、化性けしやうごとく、ふるふたびにをどる、たれない、二階家にかいやを、せままちの、正面しやうめんじつて、塀越へいごしのよその立樹たちきひさし
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
五ツの座敷ブチ抜きたる大筵席だいえんせきは既に入り乱れて盃盤はいばん狼藉らうぜき、歌ふもあればねるもあり、腕をして高論するもの、を擁して喃語なんごするもの、彼方かなたに調子外れの浄瑠璃じやうるりに合はして
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
祝義のやうになりて大に流行はやりしゆゑ、むこうらみある者事を水祝ひによせてさま/″\の狼籍らうぜきをなす人もまゝありて、人の死亡しばうにもおよびし事しば/\なりしゆゑ、正徳の頃国禁こくきんありて事たえたり。