“ろうぜき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
狼藉94.7%
狼籍4.7%
浪藉0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それからあなたのところへいって、耳が聞えないために、狼藉ろうぜきをしたことをび、自分の名を名のって切れた扇を差出したのです。
失蝶記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
そしてものも言わずにランプ室に躍り込んだわたし達は、とうとうそこでほんとうに化け物の狼籍ろうぜきの跡を見たのだった。
灯台鬼 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
公使館を焼き払い、外人をあやめて、国難を招くがごとき浪藉ろうぜきを働くとは何ごとかっ。幕政に不満があらばこの安藤を斬れっ。この対馬をほふれっ。
老中の眼鏡 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)