“よわ/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
弱々90.0%
弱弱10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女かのぢよくちかたは、すこ内気うちきすぎるほど弱々よわ/\しかつた。そしてそれについて、べつにはつきりした返事へんじあたへなかつたが、わざと遠慮ゑんりよしてゐるやうにもえた。
彼女の周囲 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
折要歩せつえうほは、そつ拔足ぬきあしするがごとく、歩行あゆむわざなやむをふ、ざつ癪持しやくもち姿すがたなり。齲齒笑うしせうおもはせぶりにて、微笑ほゝゑときつね齲齒むしばいたみに弱々よわ/\打顰うちひそいろまじへたるをふ。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
巴里パリイでは概して家の中に閉ぢ込めて置く所から、一般に娘供が生白なまじろい顔をして如何いかにも弱弱よわ/\さうである為め、自然仏蘭西フランス人の前途まで心細く思はれぬでも無いが
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)