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まつむし
宵々の
稻妻は、
火の
雲の
薄れ
行く
餘波にや、
初汐の
渡るなる、
海の
音は、
夏の
車の
歸る
波の、
鼓の
冴に
秋は
來て、
松蟲鈴蟲の
容も
影も、
刈萱に
萩に
歌を
描く。
松蟲や——すゞ
蟲、と
茣蓙きて、
菅笠かむりたる
男、
籠を
背に、
大な
鳥の
羽を
手にして
山より
出づ。
“まつむし”の意味
《名詞》
【マツムシ、松虫】バッタ目コオロギ科の昆虫の一種。体長は19〜33mm、体色は淡褐色。チンチロリンと清澄な鳴き声を聞かせる。
すずむしの古称。
(出典:Wiktionary)