“またいとこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
再従兄弟14.3%
再従弟14.3%
又従弟14.3%
復従姉妹14.3%
再従兄7.1%
再従妹7.1%
再從兄弟7.1%
再從妹7.1%
又従兄7.1%
従々兄弟7.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この男は僕の再従兄弟またいとこに当って、法律上の親族ではあるが、戸主であるし、僕より年長で、養子にすることは出来ない。
黄鳥の嘆き (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
すると結局「わらふ」と「べらぼう」も従兄弟だか再従兄弟またいとこだかわからなくなるところに興味がある。
言葉の不思議 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
密使の津田藤三郎信勝は、織田家の血につながる一人で、北畠信雄きたばたけのぶおとは、再従弟またいとこにあたっている。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私の再従弟またいとこ増田ますだ〔宋〕太部と云う男があります。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
がらんとした室に、ひろ子の又従弟またいとこに当る青年がひとりで坐っていた。
風知草 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
一空さまは、この柘植宗庵の又従弟またいとこであった。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「だって、あの人は、あたしの復従姉妹またいとこなんですもの。」
おや、あの人があなたのどんな復従姉妹またいとこですの、それも御主人の側のお身内というだけじゃありませんか……。いいえ、ソフィヤ・イワーノヴナ、そんなことあたし伺いたくもございませんわ。つまり、あなたはあたしに恥をかかせようとなさるんでしょう……。
いかに辺幅を修せずといって、いやしくも警部長の令息で、知事の君の縁者、勇美子には再従兄またいとこに当る、紳士島野氏の道伴みちづれで、護謨靴と歩を揃えながら、何たる事! 藁草履わらぞうりの擦切れたので、ほこりをはたはた。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
奈美女殿の母親は当家より出でたるものにて、奈美女と、われ等夫婦とは再従妹またいとこの間柄に当れり。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
田舍の病院に勤めてゐた内海といふ再從兄弟またいとこくらゐの縁に當る醫師が、今年になつて上京して、ある先輩の經營してゐる病院に奉職してから、馬越の不安はます/\激しくなつたのであつた。
仮面 (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
兩人は一歳違ひの姉妹で、私とは再從妹またいとこになつて居る。
姉妹 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
葉子と又従兄またいとこくらいの関係にあるその青年は、町で本屋をしていたが、かたわら運動具の店をも持っていた。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「俺とお前は従々兄弟またいとこだったんだなア」
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
従々兄弟またいとこという薄いものであって、あの時からおおよそ三カ月ほど前に、飄然と鴫澤家へ訪ねて来て話を聞いて見れば、成程そんな親戚もあったと、ようやく記憶に甦えったくらいで、世話する義理などないのであったが、寛大で慈悲深い庄右衛門は、そういうことにはこだわらず、陣十郎の懇願にまかせ、家へ寄食させて世話を見てやった。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)