“ほそみち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
細道57.1%
細路18.4%
細径12.2%
細徑4.1%
細逕4.1%
岨道2.0%
径道2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鬼ごっこ、子をとろ子とろ、ひな一丁おくれ、釜鬼かまおに、ここは何処どこ細道ほそみちじゃ、かごめかごめ、瓢箪ひょうたんぼっくりこ——そんなことをして遊ぶ。
旧聞日本橋:02 町の構成 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
あとからギシ/″\やって参りまするから、細路ほそみちゆえ二人がける、人足がよろけるとたんに丈助の持って居た蒔絵のしてあるふくべへ、長持の棒ばなが当りましたから堪りません
白根山へはよしヶ平の一軒茶屋の手前から左に細径ほそみちを辿って、最高点の地蔵岳でも下駄履きで草津から楽に日帰りが出来る。
望岳都東京 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
崖に沿ひて一條ひとすぢ細徑ほそみちあり。迂𢌞して初の街道に通ず。われは高萱たかがやを分け小草をぐさを踏みて行きしに、月は高き石垣の上を照して、三人みたりの色蒼ざめたるかうべの、鐵格の背後うしろより、我をうかゞふを見たり。
「贈子道。駒子村南径路斜。碧叢連圃槖駝家。柳翁別有栽培術。常発文園錦様花。」駒込村の南の細逕ほそみちで、門並植木屋があつたと云ふから、梧堂は籔下辺に住んでゐたのではなからうか。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
はるかの岨道ほそみちを乞食てい盲目めくらの男と手引てびき女が行くのが見えた。自動車は追い迫った。
黒白ストーリー (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
漸くの思ひで長い田甫道を突き詰めて、丘の径道ほそみちにさしかゝらうとする馬頭観音の祠の前で小樽は一息吐いてゐると
黄昏の堤 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)